この記事では、過去数年にわたって、わが子たちと様々なアプリやオンライン英会話を試してきた筆者が、
1.エピック(Epic)の特徴と魅力
2.課金して2ヶ月使ってみて、良かった点・気になった点
について解説します!

元世界一周バックパッカーのTOEIC900越え夫婦。
絵本所有2000冊超。年間読書数100冊超。海外渡航80ヵ国超。
100以上の事例を徹底リサーチして「おうち英語」スタート。開始数ヶ月で発語し、今ではチャプターブックを手に取るように。二人とも着実にバイリンガルに育ちつつあります。

EPIC:世界の子どもたちが使うデジタル図書館

「エピック(Epic)」は、アメリカ発の子ども向けオンライン絵本サービスで、3万冊以上の英語絵本や読み物、ビデオ、学習教材が揃っています。

アプリ版もあるので、スマホやタブレットから手軽に利用できます。
無料で使える?料金プランとクーポン情報


EPICの料金設定は以下の通りですが、英語絵本を買いそろえる手間やコストを考えると、コスパの良いサービスと言えます。
Epicの料金プラン
- 月額プラン:$13.99(約1,900円)
- 年額プラン:$84.99(約11,600円)
- 7日間の無料トライアルあり
- 主な機能:
- 40,000冊以上の書籍・動画に無制限アクセス
- 最大4つの子ども用プロフィール作成可能
- 読み聞かせ機能やオフライン閲覧対応
- 読書進捗のトラッキングやバッジ機能
- 複数言語対応(英語、スペイン語、フランス語、中国語など)
- 保護者向けダッシュボードで利用状況を確認可能



WEBで検索すれば1ヶ月無料のクーポンが見つかると思います。登録後は自動更新されるのでキャンセルをお忘れなく!
実際に使ってみて良かった点


私たちは約2ヶ月間、5歳長女と3歳次女がEpicを利用してきましたので、ここからは実際に使ってみたリアルな感想を紹介しようと思います。
1:タブレット一つで「多読の環境」を整えられる


英語力を伸ばしたり定着させる一つの方法として「多読(Extensive Reading)」が効果的とされているのをご存知の方も多いと思います。
多読というと大量の絵本を用意する必要が出てきますが、EPICならタブレット一つで多読に最適な環境を整える事ができます。
\ 多読・ひとり読みについてはこちらで解説 /


2:読み上げ機能で「ひとり読み」がすすむ!


Epicには自動で絵本を読み上げてくれる「read-to-me機能」があります。
わが家の次女はまだひとりで絵本を読むことができないので、家事などで親が手を離せない時にこの機能はかなり重宝します。
また、長女は「ひとり読み」開始がかなり早く、音のインプットよりも文字のインプットの方が多めになっていたので、この機能で補うことができています。
3:リーディングの履歴が見れる


Epicでは、リーディングログ(読書記録)を後でまとめて確認できるのも便利です。
例えば上の写真は次女のリーディングログですが、
- 「Read to me」対応ではない絵本は「Browsed」となっているので、まだ読めなかったんだな。
- 「Read to me」対応ではない絵本でも何分かはページをめくってトライしている。
- Curious Georgeは最後のクイズまでやったんだな。
などの情報が後から見て分かります。
4:質の高い名作絵本が読める!


コンテンツの内容で言うと、Epic には「National Geographic」や「Scaredy Squirrel」などの名作絵本が多く収録されています。
質の高い絵本をたくさん揃えようと思うと、お金も手間もかかるので、このような絵本がラインナップされている点は高ポイントでした。



対象年齢が0歳から12歳程度までと幅広く、姉妹で使えるのも◎
使ってみて気になった点


1:絵本を探すのが意外と難しい


使ってみて一番感じたのは、絵本を探すのが意外と難しいと言う点です。
Epic の検索では「語数・難易度・シリーズ別」などの細かな絞り込みができません。
そのため、子どもの英語レベルや興味に合っていて、かつ質の高い絵本を見つけるのは予想以上に手間がかかることが分かりました。



しばらくは検索上位の絵本や、知っている絵本を「お気に入り」に登録して読んでいたのですが、良い方法を発見しました!
解決策を発見:「作品リスト」を自動生成できる!


何か良い方法はないかと調べてみると、「 NPO 多言語多読」と言うサイトで「レベル別のコレクション(作品リスト)」が公開されていることを知りました。
リンクをクリックして Epic にログインすると、上の写真のように絵本リストがそのまま自分のアカウントにコピーされ、アプリ内ですぐに閲覧できます。



最初にこのリストを登録しておけば、「何を読ませればいいのか問題」が一気に解決します!
2:絵本のクオリティにバラつきがある


Epic は 40,000 冊超の絵本・児童書を誇りますが、その中には再編集版や Epic オリジナル作品、インディーズ出版社のタイトルが混在しています。
前述の通り名作絵本もあるものの、全体を平均すると「質の高い絵本は少なめ」という印象です。
3:名作絵本はオーディオのみの場合も多い


Epicにある名作絵本の中には、オーディオブックのみで絵本版がないケースが意外とありました。
例えば、 「Clifford the Big Red Dog」や「Goodnight moon」などは、現在 Epic で検索すると “Audio Books” コレクションだけがヒットします。
まとめ:EPICで英語の絵本が日常に!


EPICは英語の多読習慣を身につける第一歩としてぴったりのツールです。
いくつか紹介したマイナス点も、「NPO多言語多読」が提供しているリストを使えばほぼクリアできますので、気になる方は一度試してみることをオススメします。
ちなみに、私たちの家庭では2ヶ月の利用の後に、サブスクは一旦ストップして、以前のように紙の絵本だけの生活に戻りました。
理由は、この記事でも解説した「絵本の質にバラツキがある」という点が気になったからです。
ただ、私たちは絵本選びが好きだから「紙でもっと良い絵本を選べば良い」という結論になっただけなので、「自分で絵本選びをする手間を省きたい」という場合であれば、利用する価値は十分にあると思います。
最初の1ヶ月は基本的に無料になるようなので、気になる方は試してみてください。

