知っておきたい!「かけ流し」と「動画」の危険性について|英語育児

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この記事では、

早期の英語育児で「かけ流し」や「英語動画」を行う際に、親が知っておくべき注意点

について、できるだけシンプルに分かりやすく解説します。

この記事を書いている人

二人娘とおうち英語に取り組む、元世界バックパッカー夫婦。

📚日英絵本2000冊所有、図書館好き
🌎TOEIC900超、海外渡航80カ国超
📖年間読書100冊、育児書150冊読破
🧒🏻👧🏻娘(6y4y)プリインターDWEなし
 
100以上の事例をリサーチして「おうち英語」スタート。開始数ヶ月で発語し、今ではチャプターブックを手に取るように。二人とも着実にバイリンガルに育ちつつあります。

▷詳しいプロフィール
▷子どもの成長記録

目次

はじめに

「おうち英語」の主な取り組みとして行われる「かけ流し」と「動画視聴」。

他の記事でも「乳幼児期の子供への影響」について書きましたが、この点については「触れられることが少ない」ですが、「大切な内容なので」詳しくまとめておこうと思い立ち、記事にすることにしました。

「かけ流し」のリスクについて

まず「かけ流し」についてですが、結論から言うと「やり方に注意すれば0歳からやっても問題ない」と考えられます。

実際に「かけ流し」を0歳から行なっているという事例も少なくなく、「0歳からの歌や語りかけ」を薦める英語教材もあります。

1歳頃までは「環境音」と「他の音」を区別できない

150冊以上の育児書を読んだ中で、「かけ流し」に関連するものとして私たちが意識していたのが

1歳を過ぎるまでは「かけ流し」を全くしない

ことです。

理由は、かけ流しをしていると「子どもが親の声を聞き取れなくなる」からです。

生後4週以降には、話し手だけでなく音楽やまわりの音への興味もどんどん高まってきます。

それでもこの時期には、聞こうと思う音にだけ集中し、聞きたくない背景の音を無視する能力はまったくありません。

「語りかけ」育児/サリー・ウォード (著)

上記のように生まれたばかりの子どもは「環境音」と「それ以外の音」の区別がつきません

ですので、「親が話しかけた声」と「かけ流しの音声」も区別ができず、大切な親の声が、実は子どもに届いていない状態になる可能性があります。

0〜1歳の「かけ流し」で注意すべきこと

ですが、0〜1歳で「かけ流し」を全くできないか?と言われると、そうとも限りません。

私たちはリスクを避けてやりませんでしたが、「親が話しかけるときは音量を下げる」などの工夫をする事はできると思います。

また、童謡などを親が一緒に親も歌うだけであれば問題ないと考えられらます。

我が家の次女のケース

英語絵本Oxford Reading Tree(ORT)を読む長女と次女
一緒に英語絵本を読む長女と次女

私たちは、長女が2歳半のときから英語育児を始めましたが、そのとき次女はまだ生後数ヶ月。

家にいる間は基本的に「かけ流し」をしていたので、次女への影響が最小限になるようケアしていました。

例えば、次のようなポイントです。

  • かけ流し中に、次女に話しかける時は目を合わせる。
  • 長女が部屋にいないときは「かけ流し」を止める。他の音楽などもかけない。
  • 長女がいる時の「かけ流し」の音量を出来るだけ小さくする。
    *目安:子供の横で話しかけた時に、かけ流しの音が全く聞こえなくなる程度の音量。
「おうち英語ぐらし」がよく参考にしている育児書や英語教育の本。

上でも引用した「語りかけ育児」という本の考え方が素晴らしく、私たちもよく参考にしているので、よければチェックしてみてください⬇️

「動画視聴」のリスクについて

次に、「動画視聴」による子どもの成長への悪影響についてですが、一般的に子どもが集中して動画を見られるようになる年齢は、1歳半〜2歳半ぐらいと言われています。

また、乳幼児期のメディア視聴は子どもに悪影響を与える可能性があるという指摘が多方面からあり、例としてアメリカ小児科学会は以下の指針を発表しています。

  • 2~5歳のスクリーンタイムは1時間まで
  • 2歳未満は0時間(見せないこと)

    *動画を視聴する場合は保護者と一緒に見ることを推奨
アメリカ小児科学会(American Academy of Pediatrics:AAP), 2016年にガイドライン改定

他には、次のような基準を提示している育児書もあります。


1歳までは全く見せずに、1〜2歳では30分以内の視聴にとどめておく。

「語りかけ」育児/サリー・ウォード(著)

ですので、メディア視聴は早くても1歳から、できれば2歳以降に始める事をオススメします。

るみ

以前に話題になった書籍「スマホ脳」や、「ホットケーキで脳力が上がる」などでも、メディア視聴の危険性も指摘されています。

我が家の次女のケース:「動画視聴」で注意すべきこと

おうち英語をする長女と次女。
「おうち英語」メディア視聴中の長女と次女。

私たちの家庭では、長女に英語の動画を見せるために、次女も1日30分程度メディアに触れています。

次女の成長には良くないとは思いつつ、長女には見せた方が良いので、できるだけ長く見せないように注意しながら続けてきました。

動画視聴時間の目安として、「語りかけ育児」の本には次のように書かれています。

メディア視聴時間の目安
  • 1歳まで:見せない
  • 1〜2歳まで:30分以内
  • 3歳以降:1時間以内

おわりに:子供がまわりの世界から取り残されてしまわないように

1日6時間以上もテレビやビデオを見ていた子を、私はたくさん知っています。

その子たちはことばが大きく遅れただけでなく、人とかかわったり、遊ぼうとする意欲が見られず、まわりの世界を理解するのが遅れました。

「語りかけ」育児/サリー・ウォード (著)

英語育児に囚われすぎて、本当に大切なものを見失わないように、特に子どもが小さい頃から意識しておくことが大切だと感じています。

この記事が、みなさんの参考になれば嬉しいです。

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