育児やおうち英語を続けていると、何かと悩んだり迷ってしまう事が多いですよね?
そんな時に心の支えになってくれるのが育児本です!
育児についての悩みは大昔からあるので、その道のプロたちが、すでに様々な解決策を見つけてくれています。
どんな悩みも自分で悩む必要はなく、自分に合った育児本にさえ出会えれば解決したようなものです。
そこでこの記事では、
・英語教育や育児のオススメの書籍を知りたい。
・おうち英語が上手く進められていないので、何か参考になる本を知りたい。
など、
おうち英語に関連する書籍を知りたいという方のために、
・オススメの育児本【7選】
・英語育児本【3選】
について、できるだけシンプルに分かりやすく解説していきます。
元世界一周バックパッカーの理系・共働き夫婦。
TOEIC900超。海外渡航80ヵ国超。絵本所有2000冊超。年間読書数100冊超。
100以上の事例を徹底リサーチして「おうち英語」スタート。開始数ヶ月で発語し、着実にバイリンガルに育ちつつある二人娘と、英語のある生活を楽しんでいます♪
▷詳しいプロフィール
▷子どもの成長記録
はじめに
この記事では、おうち英語や、そのベースとなる普段の育児の参考になるオススメの書籍を紹介します。
プロフィールにもありますが、私たちは年に100冊以上の本を読むほどの読書好きで、育児書や英語教育に関する本だけでも200冊近く読んできました。
その中で私たちが読んで、実際に育児やおうち英語に役立てている、特にオススメの書籍を10冊を紹介します。
育児や英語に関する本は本当にたくさんあって、他にも紹介したい本は山ほどあるのですが、
これを読んでおけば、おうち英語で迷うことが少なくなる、育児が楽しくなる
という観点で選びましたので、ぜひ手に取ってみてください。
オススメの育児本【7選】
子どもへのまなざし/佐々木正美 (著)
この作品は知っている方も多いかと思いますが、最初に紹介するのは佐々木正美さん著の「子どもへのまなざし」という育児書です。
児童精神科医の著者が、臨床経験を元に乳幼児期の子育ての重要性について解説する内容です。
子育てに悩んだときのヒントが詰まっていますので、迷ったときは是非この本を開いてみてください。
また、本全体を通して語りかけるような優しい口調で書かれているので、穏やかな心で読むことができ、子育てに不安を感じている時でもスッと頭に内容が入ってきます。
挿絵は『ぐりとぐら』でおなじみの山脇百合子さんによるものです。
語りかけ育児/サリー・ウォード (著)
この本には、月齢ごとの赤ちゃんの成長と、その時期に必要な語りかけ方や遊び方、おもちゃや絵本が丁寧にまとめられています。
すごく分かりやすく書かれているので、子育て中に簡単に読み返すことができ、わが家でも常に手の届くところにおいて夫婦で参照するようにしていました。
子育てでやってしまいがちな注意点についても解説されているので、時々手に取って、自分たちの行動や振る舞いを見直していました。
- クイズになるような質問をしない
「お父さんのおへそはどこかなー?」など、ついつい質問してしまいがち。 - 否定的な言葉を使わない
「ダメ」という言葉はなるべく使わない。 - 静かな環境を作る
TVや音楽の音をなくして、環境音だけにする。
絵本とおもちゃでゆっくり子育て/柿田友広 (著)
子どもの本とおもちゃ博士の柿田友広さんの著書。
0歳から幼児までの年齢や成長の時期に合わせて、それぞれのタイミングに最適な絵本とおもちゃが紹介されている本です。
例えば、ハイハイが始まる頃、お座りが安定するようになったら、乱暴な行動が多い時、イヤイヤ期、などなど、子どもの年齢や様々な時期を想定して、たくさんの絵本とおもちゃを教えてくれます。
おもちゃに関する本はたくさん読みましたが、この本がまとまりが良くて参照しやすいので特にオススメです。
柿田さんは「百町森」という、本とおもちゃのお店を経営していて、私たちもよくそこでおもちゃを購入しています!
【参考】おもちゃに関するその他の書籍
おもちゃに関する書籍はたくさんあって、以下の本もオススメなので気になる方は読んでみてください。
子育てを感動にするおもちゃと絵本/藤田 篤 (著)
こちらも素晴らしい本なので合わせて紹介しておきます。
おもちゃと絵本のお店「カルテット」を営む藤田 篤さんの著書で、おすすめの絵本、おもちゃと、おすすめする理由が、筆者の子育てへの考え方とともに書かれています。
子供は遊ぶのが仕事。丁寧に作られた本物のおもちゃと良質な絵本で、自分の子供にはとことん遊んでほしいと考えるきっかけになった本です。
プーおじさんの子育て入門/柿田 友広 (著), 相沢 康夫 (イラスト)
こちらは同じく柿田友広さんの、子育てに関する考え方やエッセンスが詰まったイラスト付きの本です。
イラストを担当されている相沢 康夫さんは、あのネフ社のラインナップに多くの作品を提供しているおもちゃ作家のレジェンド的存在です。
お母さんの「敏感期」/相良 敦子 (著)
こちらは、日本におけるモンテッソーリ教育の第一人者である著者が、モンテッソーリの考え方を解説した書籍。
ご存知の方も多いと思いますが、「モンテッソーリ教育」とは、イタリア女性初の医学博士マリア・モンテッソーリが生み出した教育法で、世界中で支持されています。
モンテッソーリ教育に関する本はたくさんあり何冊も読みましたが、この本は内容がよくまとまっていて分かりやすかったです!
子供には「敏感期」と呼ばれる動作や感覚を身につけるのに最適な時期があるのですが、このモンテッソーリの考え方を知っているかどうかで、親子どちらにとっても育児期の過ごしやすさが全く違ってくると思います。
子どもの絵をダメにしていませんか/鳥居 昭美 (著)
こちらは、美術教育の専門家である著者が、幼児期の子どもの絵との付き合い方について解説してくれる本。
実際に幼児期の子どもの絵が描いた絵を見ながら丁寧にアドバイスをしてくれるのですが、本当に勉強になる内容が多かったです。
子どもが小さいうちに出会えて心から良かったと思えた本です。
私たちは「娘が描いた絵に口出しをしない。」というのはかなり意識していたので大丈夫だろうと思っていたのですが、それだけでは不十分でした。
例えば、
- パターン化した形を教えない
- 塗り絵は7歳から
- 絵描き歌も教えない
- 色を教えない、与えすぎない
などです。
もし事前に知らなければ、全部やってしまっていた気がします💦
保健室から見える親が知らない子供たち/桑原 朱美 (著)
こちらは、小中学校の保健室の先生をしている方が書いた本で、悩みを抱えた子供たちが陥りやすい思考パターンを分析して具体的な解決方法と共に解説されています。
解説されている内容も、場当たり的な慰めや押し付けのアドバイスではなく、子供自身に未来を思い描かせるというところがすごく効果的な方法に思えました。
この本の良いところは、「親からは分からない子どもの内面について知れる」ところで、ちょっと大袈裟かもしれませんが、子供を持つ全ての人が読んでおいて損はない!と思える本です。
本の中で著者が次のように話しているのですが、
『講演をしていく中で、感じるのは、思考停止して、正解だけを求める大人が多いなぁということです。自分で思考できない人、正解だけほしい、失敗はできませんという大人が、子どもたちの主体性を育てることはできないと思うのです。』
この言葉には思わずぎくりとさせられました…。
子供に限らず、大人が落ち込んだときにも同じような思考に陥っていることが多いと思うので、自分たちのためにもなる一冊です。
子供の気持ちがわかる本/イザベル・フィリオザ (著)
こちらは、親が困る子どもの行動に対して、「子どもの言い分」や「科学的な裏付け」などさまざまな視点からの分析を元に、ママやパパがどう対応すべきかを教えてくれる書籍です。
イラストが多くサッと読めてしまいますが、先ほどの書籍と同じく、さまざまなシチュエーションを子どもの視点に立って知ることができますので、一度目を通しておくだけでも子どもとの関わり方が大きく変わる一冊です。
この本を読むと、子供が思ったように行動してくれなくても、イライラすることが激減しました。
わが家の「おうち英語のバイブル」:オススメの英語育児本【3選】
次は、私たちオススメの英語育児本を3冊紹介します。
おうち英語に関する本は育児本と比べるとまだまだ数が少ないとはいえ、すでに数十冊は出版されているので、どれを読めばいいか迷うという方は参考にしてみてください。
3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話/タエ(著)
まずは何といってもタエさんの「3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話」という本。
おうち英語という言葉もまだない時代に、独自に家庭内で英語を習得する方法を試行錯誤して形にして、成功をおさめたタエさんが、そのノウハウを余すところなく書き記した素晴らしい本。
おうち英語をしている人で、知らない人はいないであろう「バイブル的な本」で、私たちがおうち英語を始めるきっかけにもなった本です。
当時私が書いた日記が残っていたので、少し恥ずかしいですがそのまま掲載します。この本の良さが伝わればと思います。
小さい頃から英語を教えるなんて、英才教育みたいで抵抗があるなぁと思っていた。
教材を使ってお勉強として教え込むことはしたくない、それよりは良質な日本語の絵本を読んであげたい。英語を教えるなんて、なんとなく恥じらいすら感じてしまう。
でもやっぱり気になる英語。
日本は人口もどんどん減っていて、これから日本語で得られる情報って今よりもずっと少なくなることは目に見えている。
今はしっかり日本語を教えて、英語は後からでいいっていう人も多いけど、後から何千時間費やしても流暢に英語を話せるようになる訳ではないということは、誰よりも私自身が身にしみて分かっている。今、娘たちに英語に触れさせることで、私が英語を学ぶために費やしてきた膨大な時間を別のことに費やせるようになるのであれば、それってすごくいいことなんじゃないか。
この本を読んで、日本語でしっかり話し、考えられることを前提に、英語を当たり前に使えるように我が家流のやり方を考えていくことを決めた。
ついでに私自身もこれを機に英語がもっと話せるようになりたい。これが私が英語を流暢に喋れるようになる最後のチャンスかな。がんばるぞ!
親の英語力がなくても、それほどお金をかけなくても、子供はこれほどの英語レベルになれるんだって勇気づけられる本で、すごくおすすめです!
世界で活躍する子の<英語力>の育て方/船津 徹 (著)
こちらの本は、長年子どもの英語指導をしてきた著者の「子どもの英語教育」を1冊にまとめた本です
経験豊富な著書の実用的な学習方法を、“ごく普通の日本人家庭”でも実践できるようにアレンジして解説されているのですが、内容が網羅的で、かつ詳細が本当によくまとまっています。
先ほどのタエさんの本とこの本の2冊を熟読して理解できれば、他の英語育児本はいらないかもと思ってしまうほどです。
この本も、私たちがおうち英語を進める上でバイブル的に読んでいる一冊です!
ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語/斉藤淳 (著)
こちらの本は、元イェール大学助教授で日本で英語塾を起業して人気を集める著者が、応用言語学、脳科学、教育心理学などのエビデンスに基づいた学習法を解説する本です。
エビデンスベースのさまざまな知見に触れることができますので、おうち英語や英語育児の基本を知った上で読むと、理解度が高まると思います。
また、著者の経営する英語塾では、「英語」よりも先に「国語」の成績がアップする生徒が多いというのも、私たちが「おうち英語」に対して持っているイメージとも近く、信頼できると思わせてくれるポイントです。
先ほど紹介した2冊の本と合わせて、こちらの本で情報を補いながらおうち英語を進めることが多いです。