英語育児をしていると、
・日本語と英語の発達のバランスが心配。
・なかなか“一人読み”が始まらない
という悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、
おうち英語における「母語育児」の重要性
母語育児を生かして、子どもの読書習慣をつけていく方法
について、できるだけシンプルに分かりやすく解説します!

元世界一周バックパッカーのTOEIC900越え夫婦。
絵本所有2000冊超。年間読書数100冊超。海外渡航80ヵ国超。
100以上の事例を徹底リサーチして「おうち英語」スタート。開始数ヶ月で発語し、着実にバイリンガルに育ちつつある二人娘と、英語のある生活を楽しんでいます♪
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母語育児の重要性について

ちょっと意外に思われるかもしれませんが、おうち英語では日本語の「語りかけ」と「読み聞かせ」も重要になってきます。
理由は2つあって、
1:第一言語である日本語の発達を促すため。
2:読書力を身につけるため。
です。
バイリンガルの基礎づくりでいちばん大事な家庭の役割は、第2、第3のことばの基礎になる母語、すなわち第1のことば(LI)をしっかり育てることである。
一般にモノリンガルにとっても、母語はもちろん大切であるが、バイリンガルを育てるとなると、母語が持つ意味合いが、何倍にも増すし、またその意味範囲がぐっと広がる。
バイリンガル教育の方法/中島和子(著)
まず、子どもにとっての母語はあくまで日本語ですので、親やその他の環境からの日本語のインプットは欠かせません。

また、日本語で読書力を身につけることで、英語の読書力の向上にもつながります。
なぜなら、「本を読むプロセスは英語でも日本語でも同じ」だからです。

本を読むプロセスは、「文字を読む→頭の中で音声化する→音声から内容をイメージする」という流れで行われます。
外国語の習得に成功するかどうかは、ある程度母語の成熟度にかかっている。
子どもはすでに持っている意味体系を新しい言語に移行することができる。その逆も確かで、外国語の力は母語の高度の習得を助ける。(Vygotsky 1962:110)
バイリンガル教育の方法/中島和子(著)
日本語で絵本好きになれば、英語絵本を始める時のハードルが下がる


絵本に慣れていない子供に英語絵本を与える場合、「絵本を読むハードル」と「英語を読むハードル」の2つのハードルを一度に超えなければならなくなります。
ですので、「日本語絵本の読み聞かせ」で小さいうちから日本語の絵本を読むことに慣れておけば、子供の感じる負担を大幅に小さくすることができます。
バイリンガルになるためのいちばん大きな決め手となるのは、子どもの母語、母文化がどのぐらい育つかということである。
(中略)母語には万金の重みがあり、その重要性はいくら強調してもし足りない。
バイリンガル教育の方法/中島和子(著)





「日本語の読み聞かせ」が重要な理由や、「読書力がおうち英語の成功の鍵になる」理由については、こちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方は読んでみてください。



