この記事では、
・子どもが英語絵本を読もうとしない。
・読み聞かせしても、聞いてくれない。
など、
読み聞かせをする「効果的な方法」を知りたいという方へ、
- 英語絵本の「読み聞かせ」の始め方
- オススメの英語絵本
- 知っておきたい!「読み聞かせ」の2つの注意点
- 「読み聞かせ」の効果的なすすめ方
について、できるだけシンプルに分かりやすく解説していきます。


二人娘とおうち英語に取り組む、元世界バックパッカー夫婦。
📚日英絵本2000冊所有、図書館好き
🌎TOEIC900超、海外渡航80カ国超
📖年間読書100冊、育児書150冊読破
🧒🏻👧🏻娘(6y4y)プリインターDWEなし
100以上の事例をリサーチして「おうち英語」スタート。開始数ヶ月で発語し、今ではチャプターブックを手に取るように。二人とも着実にバイリンガルに育ちつつあります。
英語絵本の「読み聞かせ」の始め方

「英語絵本の読み聞かせ」と聞くと少し難しそうに聞こえますが、親がやることは次の3つです。
- 英語絵本を買う
- オススメ絵本リストから選ぶ
- メルカリなどで比較的安く手に入る
- 買った絵本を本棚に並べる
- 子どもの目のつくところに、日本語の絵本と一緒に置く
- 子どに読み聞かせる
- 朗読音声を流したり、タッチペンを活用すれば英語力ゼロでもOK
- できるなら親が読んであげた方が良い

まずは、「読み聞かせ」がどんなものなのか、イメージをつかむために絵本の朗読音声を一つ聞いてみましょう!

みなさんご存知、エリック・カールのはらぺこあおむしです。
このような動画の音声だけをスマホで流しながら、子供と一緒に絵本のページをめくってあげればOKです。
1.絵本を選ぶ・買う


まずは、絵本を選んで、買うところから始めます。
買い方は主に2通りあって、「自分で選ぶ」or「セット教材を活用する」という方法です。
絵本を自分で選ぶ場合
絵本を自分で選ぶ場合は、このオススメの絵本や選び方を紹介した記事がありますので、こちらをみながら進めてみて下さい。




セット教材を活用する
「自分で選ぶのが難しい」という場合は、英語教材を使うというのも手です。
価格や内容など様々なものがありますので、気になる方はこちらからチェックしてみてください。
\ 教材の選び方についてはこちら /
2.絵本を本棚に並べる


絵本が届いたら、さっそく本棚に並べてみましょう。
並べる際は、子供の目に触れやすいように、日本語の絵本と英語の絵本を同じ本棚に並べるのがオススメです。
わが家もはじめは日本語と英語で分けて置いていたのですが、逆に日本語の本ばかり選ぶようになってしまいました。



特に、図鑑など「ジャンルがはっきりしているもの」は、日本語と英語の絵本を本棚の同じブロックに置くと選んでもらいやすくなります。
ORTやCTPなど薄い絵本のディスプレイ方法


オススメの絵本で紹介した、ORTやCTPなどの多読絵本や、セット教材の絵本は、初心者向けのものはかなり薄い本です。
これらの薄い本をそのまま本棚に置いてしまうと、背表紙がないのでパッと見で何の本か分からず、子供がなかなか手に取ってくれません。
そこでオススメなのが壁掛け収納です!


写真のように、ポケット付きの収納を壁に吊り下げてディスプレイすれば、何の本か一目で分かりますし、子供の目にも付きやすくなります。
わが家もこの収納にしてから、読んでくれる頻度が格段に上がり、効果は抜群でした!
わが家は下のウォールポケットをホームセンターや100均に売っているフック(3つ)でぶら下げて使っています。
なお、100均のフックに標準でついている両面テープでは重量に耐えきれず落ちてしまうので、こちらのようなはがせるタイプの強力なもので補強しています。
3.読み聞かせをする


次は、いよいよ「読み聞かせ」を行います。
ただし、読み聞かせと言っても、親が一方的に子どもへ読んであげるというよりは、「子供と一緒に絵本を読む」イメージで行うと聞いてくれやすいです。
英語が分からなくても、親も一緒に楽しむ
これを意識しておくだけで、親も前向きな気持ちでおうち英語に取り組めるようになります。
「読み聞かせ」の3つの方法


「絵本の読み聞かせ」をする主な方法は、
1:朗読音声を流す
2:親が読んであげる
3:タッチペンを使う
の3つがあります。
①スマホなどで朗読音声を流す


この中でオススメは「ネイティブが朗読している音声」をスマホなどで流し、親が横で一緒にページをめくってあげる、という方法です。
この方法のメリットは、「ネイティブの正しい発音と、リズム」で英語をインプットできる点です。



自分で読まなくていいので、余裕を持っておうち英語に取り組めます。
②親が読んであげる


「自分も英語を学びたい」、「自分の声で読み聞かせをしてあげたい」という場合は、親の肉声の方が効果的ですのでトライする価値は大いにあります。
子供はネイティブの発音と親の発音を区別することができますので、親の発音のせいで子供の発音が悪くなるということもありません。



親が読み聞かせてあげることで「親子の信頼関係」、「子どもの幸福感」が高まります。
日頃からネイティブ音源を聴かせておけば、親の発音で読み聞かせても大丈夫です。
子どもは大人よりもはるかに耳からの吸収力が高いですから、ネイティブ音源を聞くだけで正しい発音を身につけることができるのです。
世界で活躍する子の英語力の育て方/船津徹(著)
③タッチペンを活用する
3つ目のタッチペンの活用方法ついては、解説記事を準備中です。
==準備中です==
知っておきたい!「読み聞かせ」の2つの注意点。


ここまでで「読み聞かせ」の方法について解説してきましたが、「読み聞かせ」には注意点が2つあります。
これらの注意点を見落とすと、おうち英語の成功から一気に遠ざかってしまいますので、始める前に一度確認しておいてください。
注意点1:子供を本嫌いにする2大要因


まず一つ目の注意点は、「子供を本嫌いにする2大要因」についてです。
ズバリ子供を本嫌いにする2大要因は、
- 「難しすぎる本」や「長すぎる本」を与えること。
- 子供に「本の内容を理解できたかどうか」を確認すること。
です。
この2つをやってしまうと一気に子供の絵本離れが進んでしまいますが、見落としがちなポイントなので注意が必要です。


解決策1:「子供が楽に読める絵本」を与え続けること


先ほどの「絵本嫌いになる2大要因」のうち、特に1つ目は対処が難しいかもしれません。
ですが、1つ目の「難しすぎる」「長すぎる」本を与える。これを逆に考えると、
子供にとって簡単で、短い本を与え続けること。
となりますので、これを意識しておくことで失敗が少なくなります。


このポイントはシンプルですがとても大切で、ちょっとおおげさに聞こえるかもしれませんが、これを続けることが「おうち英語を成功させるための1番の近道」になります。
注意点2:絵本は惜しみなく与え続ける


おうち英語の初期に、一番お金がかかるのが「英語の絵本」です。
特におうち英語を始める時は、ある程度の冊数を一度に買いますので、



絵本だけで1万円かぁ。



本にお金を使うのを、いつもためらってしまうんだよなぁ。
と感じる方も少なくないと思います。
カナダのある大学院生研究によると、読む力の弱い大学生の共通点は、親が本を読んでくれなかったこと、家に本がほとんどなかったことで、よく読める大学生の共通点は、子どものころ親が本を読んでくれたことだったそうである(Ryval 1978)。
バイリンガル教育の方法/中島和子(著)
ですが、こちらの記事でも詳しく解説していますが、
おうち英語を成功させるためには、絵本を与え続けるのが「現実的な最短ルート」です


それに、
絵本の費用は、他の英語教材や英会話教室と比べるとはるかに安い
ことを考えると、おうち英語で成功したいなら「絵本の購入は積極的に行なったほうが良い」のは間違いありません。
子どもは読み聞かせを通して実に多くのことを学ぶ。
(中略)子どもがこの時間を楽しみにするようになり、その楽しみを長引かせるために日本語の本でも英語の本でも「もっと読んで!」とせがむようになったらしめたものである。
バイリンガル教育の方法/中島和子(著)
「ひとり読み」へ移行させるコツ


日本語の絵本と同じく、「読み聞かせ」を長期間続けていると、子どもは徐々に「ひとり読み」に移行していきます。
ですが、次のように「なぞり読み」のステップを入れると、効率的に「ひとり読み」へ移行させることができます。
- 親が子どもと一緒に絵本を読む。
- 「読み聞かせ」といっても親が朗読する必要はなく、Youtubeなどにある絵本の朗読音声を流しながら子供と一緒にページをめくるだけでOK。
- 朗読音声を聴きながら、文字を指でなぞって読む。
- 音読、もしくは黙読で、子どもが自分で絵本を読むようになる。
- できれば音読する方が好ましいが、子どもが楽しめるやり方で進める。



この記事では「1:読み聞かせ」の方法について解説しました。



残りの二つは「おうち英語の中盤以降」に行う取り組みなので、こちらの記事で解説しています。


さいごに:「絵本の多読」がおうち英語の成否を左右する


さいごに、一つ大切なことをお伝えして終わりにしようと思います。
それは、
「絵本の多読」は、おうち英語で成功するために「最も大切な取り組み」
だという事です。
「子どもの英語」で終わるか、「本物の英語」になるか、の分かれ道があります。
楽しい「子ども英語」はなぜ身につかないの?/松井義明(著)
最初は「英語を聞く力」を育てつつ、それを引き継ぐ形で「英語を英語で読む力」を獲得させる・・(中略)・・この引き継ぎのプロセスが勝負です。
かけ流しや動画と違って英語絵本にはお金もかかりますし、読み聞かせの手間もあります。
ですが、「英語の絵本を抜きにしておうち英語の成功はない」といっても過言ではありません。
このポイントを意識できるかどうかで、おうち英語の成功確率が大きく変わってきますので、是非トライしてみてください。
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