おうち英語を始めてみると、「子どもがなかなか英語を話すようにならない。」と、悩んだり焦ってしまう事ってありますよね?
そこで、この記事では、
・おうち英語を続けてきたけど、なかなか子供からアウトプットが出てこない。
・年齢も上がってきたので、そろそろ「かけ流し」や「動画」以外のおうち英語も始めてみたい。
など、
おうち英語で「子供からアウトプットを引き出す方法が知りたい」という方のために、
- インプットとアウトプットの時間配分。
- アウトプットの練習はいつから始めれば良いのか。
- オススメの効果的なアウトプット練習方法6選。
について、できるだけシンプルに分かりやすく解説していきます。
元世界一周バックパッカーの理系・共働き夫婦。
TOEIC900超。海外渡航80ヵ国超。絵本所有2000冊超。年間読書数100冊超。
100以上の事例を徹底リサーチして「おうち英語」スタート。開始数ヶ月で発語し、着実にバイリンガルに育ちつつある二人娘と、英語のある生活を楽しんでいます♪
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はじめに:まずは大量のインプットをすることが大切
この記事では、「効果的なアウトプットの練習方法」について解説しますが、アウトプットをする前段階として、十分なインプットをしておくことが重要になってきます。
私たちはこの数年間で様々な家庭のおうち英語について調べてきましたが、おうち英語で成功している家庭には、おうち英語の進め方に共通するポイントがありました。
それが、次の3つです。
- 英語を大量にインプットする。
- 最低1つ以上、アウトプットを練習する手段を与える。
- 英語のリーディング力をつける(英語の本を一人で読めるようにする)
おうち英語で高い英語力を身につけている例を調べてみると、この3つの条件を満たしているご家庭がほとんどです。
ですので、アウトプットの練習を始める前に、まずは大量の英語インプットができているかを考えてみてください。
インプットとアウトプットの比率は、「9:1」ぐらいのイメージです!
いつ頃からアウトプットの練習を始めれば良いのか?
アウトプットの練習を始める目安は、「おうち英語をスタートしてから1〜2年目以降」になります。
アウトプット方法にも色々ありますが、はじめは絵本を音読する事からチャレンジしてみて、徐々にオンライン英会話のレッスンなども取り入れると効果大です。
具体的にどのタイミングで始めるかイメージしにくいという方は、こちらの記事を参考にしてみてください!
効果的にアウトプットを引き出す方法まとめ【6選】
英語のアウトプットを促す方法はいくつもありますが、ここでは子供からのアウトプットを効果的に引き出す方法を6つ紹介します。
*家庭内でできるものを想定して、インターナショナルスクールや英会話教室、英語のコミュニティに参加するなどの方法は挙げていません。
1.絵本の音読
まず、最も手軽に始められて、アウトプット以外の効果も期待できるのが「絵本の音読」です。
音読をすることによって、英語をスムーズに話す練習になりますし、自分の声が耳から入ることで内容の理解力も高まっていく効果もあります。
子どもの理解力は「耳」から先に発達します。(・・中略・・)子どもが自分で本を読む時も「音読」すると理解が深まるのです。放っておいて1人で音読をしてくれる子はなかなかいません。「〇〇君が読むの聞きたいな」などと言って、音読するように誘いましょう。
世界で活躍する子の英語力の育て方/船津徹(著)
「音読」をする際は、「意味の理解」よりも「流暢に読めること」の方が大切ですので、その点を意識してお子さんをサポートしてあげて下さい。
英語のリーディング力を育てるステップは「理解よりも読めることが先」です。内容理解は横に置いておき、英語を流暢に、速いスピードで読むことに専念させましょう。
世界で活躍する子の英語力の育て方/船津徹(著)
また、「絵本の音読」は子供が自分からしてくれる場合もあれば、親が促してもやってくれない子供もいます。
必ずしも音読をする必要はありませんので、そういう場合は無理に「音読しようよ」とは言わず、他のアウトプット方法を模索するようにしてください。
わが家の長女も完全に黙読タイプで、あえて音読はさせていませんが、リーディング力は順調に身に付いています。
2.参加型のアニメや動画を利用する
「英語の動画」を用いて子供のアウトプットを引き出す方法もあります。
それが「参加型(インタラクティブ)なアニメや動画」を利用する方法です。
インタラクティブな動画というのは、例えば、アニメのお話の中でキャラクターが「Can you help us?」と話しかけてきたり、「Do you see the magic key?」と子どもの意見を求めてきたりする作品です。
参加型の作品は、通常の映像作品と比べて、語彙力の向上や社会性が増すなどのメリットが知られていますが、実はおうち英語でも重視すべきポイントです。
なぜなら、普通の動画視聴では基本的にインプットしか行われませんが、インタラクティブなアニメの場合は、アウトプットも同時に促す事ができるからです。
他の方法と比べてアウトプット量は少なめですが、いつも見せている「英語の動画」をインタラクティブな作品に変えるだけで良いので、取り組みやすい方法の一つです。
参加型の作品は、「親も一緒に参加する」ことでさらに効果を高めることができます!
参加型のアニメ、動画のおすすめ作品
オススメの作品はこちらの記事で紹介しています。
3.一緒に歌を歌う
音楽が好きなお子さんの場合は、歌を歌うのもアウトプット方法として効果的です。
子供が自分から歌い出すタイプでなければ、子供が好きな歌を流して、親が横で楽しそうに歌ってあげれば、子供もついてきてくれる場合が多いです。
その際は、親が発音を気にする必要はありませんので、とにかく楽しく歌う姿を見せることが大切です。
子供はネイティブの音声と親の声を区別して、ネイティブの音を聞きますので、自分の発音は心配しなくてOKです!
4.オンライン英会話・スクール
4つ目のアウトプット方法は、オンライン英会話やオンラインスクールなどの活用です。
子供の性格にもよりますが、3〜4歳以降になればオンラインレッスンの導入が可能になってきます。
どのオンライン英会話もレッスン内容をアレンジできる場合がほとんどですので、テキストに沿って進めるのか、子供の興味のあるテーマについて話すのか、事前に先生に伝えてみましょう。
オンライン英会話では先生にメッセージを送る機能がありますので、あらかじめ日本語を英訳した文章を準備しておいて希望を伝えると確実です。
私たちもいくつかオンライン英会話を試してみましたが、合う先生が見つかって子供がハマってくれれば、抜群の効果が期待できます。
オススメのオンラインスクール
OutSchool(アウトスクール)
わが家もよく利用している「英語で」授業が受けられるオンラインサービス。
色々なクラスがあって、わが家の場合は子どもが好きな「恐竜」や「ポケモン」がテーマのクラスを探して参加しています。
\ お得にレッスンを試すことができます /
登録方法はこちらの記事で解説しています。
オススメのオンライン英会話
オススメの英語アプリ
=準備中=
5.英語のゲームをする
5つ目は、英語のゲームを英語で遊ぶという方法です。
これは親が相手をする必要があるので難易度が高めですが、子供の自然な英語を引き出せ、かなり効果的です。
親が一緒に遊ぶのが難しければ、オンライン英会話の先生に頼めばOKです!
オススメのゲーム
わが家でもたくさんの海外製ボードゲームで遊んでいますが、特にオススメなのが「What am I」というゲームです。
ルールはすごく簡単で、イラストが書かれたカードを自分では見えないようにバンドで頭に付けて、相手に質問をしながら、何のカードかを予想して当てる、というものです。
うちの長女が実際に遊んでいる様子がこちらです!
【動画】:長女が「What am I」で遊ぶ様子
6.語りかけをする
6つ目は、「親が英語で子供に語りかける」という方法です。
おうち英語ではよく取り入れられている方法ですが、親が英語で語りかけて、子供のアウトプットを引き出す必要があるので、少し難易度は高いと思います。
ですが、日常生活の決まったシチュエーション毎にフレーズ集を壁に貼っておけば、英語が苦手でも意外とできてしまいますので、語りかけのフレーズ集などを参考に取り組んでみてください。
この方法は親の負担は大きくなりますが、日常生活で使う自然なやりとりを英語にできるので、子供のアウトプットを引き出す方法としては非常に効果的です。
最後に:負担になる場合はアウトプットの練習を省略することも考える
また、目標とするレベルによっては「アウトプットの練習」は必ずしも行う必要はありません。
- ゴール1:学校の英語の授業で苦労しない
- ゴール2:海外移住で困らない [生活英語]
- ゴール3:海外の大学に進学できる [学習英語]
例えば、目標とする子どもの英語力がレベル1であれば、「アウトプットの練習」をやらなくても十分に到達できます。
ですので、おうち英語を続けるのが負担になっている場合など、ご家庭の状況によって省略する事も検討してみてください。
習い事などと同じで、「子供が楽しいと感じられているか」で判断することが大切です。
ですので、「金銭的、時間的におうち英語を続けるのがしんどい」という場合は、アウトプットの練習をやらずにインプットのみでおうち英語を続けるというのも、一つの選択肢として考えてみてください。
このブログでも何度も解説していますが、おうち英語は「細く長く」でも続けることが大切です。
100以上の事例から分かった
「成功する」おうち英語の進め方
みなさんは「最近、英語が話せる子供が増えてきた」と感じることはありませんか?
英語がペラペラなのに、日本生まれ日本育ちで、インターナショナルスクールにも入っていない。
世の中では、そんな「おうち英語キッズ」たちが急増しています。
でも、そんな様子を目の当たりにして、
英語ができるに越したことはないけど、
育児に追われて時間もないし、物価高でお金もない。
と、諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか。
私たちも当初は同じように考えていました。
ですが、英語育児に関する100以上の文献や事例を調べてみて驚きました。
なぜなら、
お金や時間をかけなくても、誰でも家庭学習だけで英語を習得できる
という事が分かってきたからです。
このブログでは、私たちのリサーチ結果を元にした「おうち英語の進め方」についても解説していますので、気になる方は下の記事を読んでみて下さい。