この記事では、
などについて解説します!

二人娘とおうち英語に取り組む、元世界バックパッカー夫婦。
📚日英絵本2000冊所有、図書館好き
🌎TOEIC900超、海外渡航80カ国超
📖年間読書100冊、育児書150冊読破
🧒🏻👧🏻娘(6y4y)プリインターDWEなし
100以上の事例を元に「おうち英語」スタート。開始数ヶ月で発語し、5歳で「ネイティブ小3レベル」のリーディング力に。二人とも着実にバイリンガルに育ちつつあります。

レクサイル指数とは?

レクサイル指数とは、アメリカで広く使われている読書能力の指標で、本や文章の難易度を数値化したものです。(公式サイトはこちら)
主に語彙の難しさや文章の長さに基づいて計算され、読者の理解力に合った本を選ぶ際に役立ちます。

初心者向けの絵本には「低いレクサイル指数」が設定されている場合が多いです。
レクサイル指数のメリットは?


レクサイル指数を活用することで、以下のようなメリットが得られます。
- 子どもに合った本が選びやすい:
子どもの現在の読解力に合った本を見つけることで、読書に対する興味や自信をつけやすくなります。 - 成長を実感しやすい:
子どもがどのくらい読解力を伸ばしているのか、指数の変化で確認することができます。
このように、レクサイル指数はあくまで一つの指標にすぎませんが、知っておくことで絵本選びの幅が広がります。
レクサイル指数を調べる「2つの簡単な方法」


レクサイル指数を調べる方法は色々ありますが、以下の2つの方法が簡単で使いやすいと思います。
LEXILE HUBで確認する


LEXILE HUBでは、本のタイトルや著者名を入力するだけで指数を調べることができます。
Amazonの商品ページで確認する


また、Amazonの商品ページにもLexile指数が表示されていますので、それを確認する方法もあります。
レクサイル指数を活用した、絵本選びのポイント


レクサイル指数を活用して絵本を選ぶ際、以下のポイントを押さえておきましょう。
まずは前述の方法で、お子さんが「今読んでいる絵本」のレクサイル指数をチェックします。
チェックした本をどの程度流暢に、スラスラと読めているか確認してみます。
スラスラと読めていたら、「今読んでいる本」のレクサイル指数「−100L 〜 +50Lの範囲」で次の本を選ぶと、子どもへ負担をかけることなくレベルアップを図れます。
絵本探しの際にはレクサイル指数だけでなく、子どもの好きなテーマやキャラクターを重視する事を忘れないよう注意です。
参考:レクサイル指数のレベル表
初めての絵本選びの際は「お子さんのレクサイル指数」が分からないと思いますので、以下のような表を参考にすると良いです。
これは、学校の授業で扱うテキストの難易度帯を示したものですが、絵本選びの参考にもなります。
学年バンド(G = 学年、CCR = 高卒) | テキストのLexile範囲(目安) |
---|---|
G2–G3 | 420–820L |
G4–G5 | 740–1010L |
G6–G8 | 925–1185L |
G9–G10 | 1050–1335L |
G11–CCR | 1185–1385L |
出典:Achieve the Core「Text Complexity Grade Bands(2015更新)」




「ACRレベル」という便利な指標


TM ® & © 2025 Scholastic Inc. All Rights Reserved.
ACRレベルとは、Accelerated Reader(AR)社の「読書難易度(Book Level)」の指標で、おうち英語勢にはお馴染みの「Scholastic社」の商品ページにもレクサイル指数と併記されています。
この指標の優れている点は、例えば「ACR Level 4.5」であれば「小4の5か月目」相当を表しており、非常に分かりやすいという点です。
「AR/ACR/ATOS Level」のいずれかで表記されるので少し分かりにくいですが、この後に紹介する通り「無料ツールで文章のレベルチェックができる」ので、英語育児では重宝する存在です。
文章の「レクサイル指数、ACRレベル」を確認する方法


自分の手元にある文章の「レクサイル指数」や「ACRレベル」を知りたい場合は、それぞれの公式サイトにある解析ツールで確認できます。


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例えば「ACRレベル」の場合は、公式サイトの「ATOS Analyzer」に、任意のテキストを入力するだけで確認することができます。
また、レクサイル指数についても同様のツール(有料)があり、先ほど紹介した「LEXILE HUB」から利用できます。
「ネイティブの何年生レベルか」をチェックする方法


「レクサイル指数」や「ACRレベル」を目安にすると、その子どもの「リーディング力がネイティブの何年生レベルか」を確認することもできます。
こちらの記事で詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。


その他の指標:YL(読みやすさレベル)とは?


英語絵本の難易度がわかる他の指標として、YL(読みやすさレベル)と言うものもあります。
YL(Yomiyasusa Level)は、日本人の英語学習者向けに書籍の難易度を示す指標で、SSS英語多読研究会が独自に定めています。
数値が小さいほど易しく、大きいほど難易度が高いことを示し、日本人学習者にとっての読みやすさを反映しています。
YLの数値は一部の図書館の蔵書データベースにも記載されていますし、SSS英語多読研究会のサイトにもYL付きの英語絵本リストがありますので参考にしてみてください。
まとめ


英語の絵本選びは、親にとってはなかなか難しいものですが、子どもの読書体験をより深く、楽しいものにする第一歩になります。
この記事でも解説した通り、レクサイル指数は一つの目安でしかありませんが、上手に活用することで絵本選びをスムーズに進めることができます。
この記事が「親子で読書の時間を楽しむ」ための助けになれば幸いです。







