この記事では、
- おうち英語は子供が何歳から始めたらいいの?
- 幼い頃から英語教育をすることの弊害はないの?
- 年長や小学生になってから始めても遅くない?
など、
おうち英語をいつ始めるかや、早期に英語を始めるデメリットについて知りたい方のために、
- 早期におうち英語を始める弊害。
- 乳幼児期からおうち英語を始めるメリット。
- おうち英語は何歳から始めれば良いのか?
について、できるだけシンプルに分かりやすく解説していきます。
元世界一周バックパッカーの理系・共働き夫婦。
TOEIC900超。海外渡航80ヵ国超。絵本所有2000冊超。年間読書数100冊超。
100以上の事例を徹底リサーチして「おうち英語」スタート。開始数ヶ月で発語し、着実にバイリンガルに育ちつつある二人娘と、英語のある生活を楽しんでいます♪
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乳幼児期におうち英語を始める弊害とは?
「早くからおうち英語を始めて、子供の成長に悪影響はないの?」
おうち英語に興味はあっても、何か弊害があったらと考えて不安に感じている方も多いかと思います。
その中でも特によく言われるのが、次のような疑問です。
幼児期に英語を始めると、日本語とごちゃまぜになる?
結論から言うと、この点については心配ありません。
なぜなら、
「日本で育つ子供は、日本語の環境に置かれる時間の方が圧倒的に長いから。」
です。
日本で普通に生活していれば、おうち英語をしている時間以外は日本語だけの環境です。
その環境の中では1日を通して日本語が圧倒的に優位になりますので、英語とごちゃ混ぜになる事はほぼありません。
仮に起こるとすれば、日本語の発達が未熟な状態で、英語ネイティブのベビーシッターに預けたり、一日中プリスクールで英語づけするようなケースです。
そのようなケースでは日本語のインプットが激減し、英語も日本語も未熟な状態になりかねませんので注意が必要です。
日本語の発語への影響はある?
「乳幼児期からおうち英語をすると、日本語の発語が遅れたりしないのか?」、というような疑問もよく聞かれます。
この点については、日本の家庭で両親が日本語で話しかけたりしていればまず心配ありません。
逆に「英語での語りかけ」をやりすぎてしまうと問題が生じる場合がありますので、「乳幼児期はあくまで日本語で接する」ことを意識しておく必要があります
「0歳からおうち英語」を始めた次女の発語記録
ここで一例として、わが家の次女のケースをご紹介します。
わが家の次女は、長女がおうち英語をしていた影響で、0歳の時からおうち英語の環境に置かれていました。
そんな次女の2歳の時点での日本語と英語の発語は、それぞれ次のような状態です。
- 日本語:7語文ぐらいまでを話せて、助詞も正しく使えている。
- 英語:単語レベル(Look! Rainbowなど)、もしくは定型文(What’s this?など)のみを話す。
日本語の発語
日本語の発語は順調で、7語文ぐらいまでを使って自分の言いたいことを正確に伝える事ができます。
発音はまだ上手くできていないものもありますが、文章の中に助詞も正しく入れて話せています。
保育園の他の2歳児と比較しても遅れていると言うことはなく、むしろしっかり話せている方です。
英語の発語
一方で、英語の発語は基本的に単語(名詞)だけの1語文か、What`s thisなどの定型文のみです。
英語の歌はマネをしてよく歌いますが、意味を理解して歌っている感じではありません。
ちなみに絵本を読む時は、日本語の絵本も英語の絵本も区別なく選んで持ってきます。
このように、0歳からおうち英語を始めた次女ですが、日本語の発語への影響は特に見受けられません。
「かけ流し」や「動画メディア視聴」のリスクを理解しておく
0歳からおうち英語を開始して、順調に言語能力を身につけていってくれている次女ですが、実は様々な気配りをしながら「おうち英語」を続けてきました。
特に、「かけ流し」や「メディア視聴」の悪影響については、そのリスクを理解した上で、対策をすることが大切です。
具体的な内容についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
早期におうち英語を始めるメリット
ここまでは、「乳幼児期からおうち英語を始めるデメリット」について考えてみましたが、ここからは逆に「早期におうち英語を始めるメリット」を確認してみます。
英語のリズムや音感を身につけるのに最適なのは幼児期
これはみなさんのイメージ通りかもしれませんが、英語のリズム感や音感を身につける最適な時期は乳幼児期です。
乳幼児期は言語習得の敏感期であり、毎日のかけ流しなどによって、正確な発音、語彙力、表現力、リスニング力を楽に身につけることができます。
低予算で子供の英語教育を成功させられる
おうち英語で子供の英語教育を行うメリットの一つは「低予算で進めることができる」という点ですが、乳幼児期からおうち英語を始めることで、そのメリットを最大化することができます。
なぜなら、乳幼児期のおうち英語のメインは「英語のかけ流し」になりますが、YouTubeなどを活用すればお金を全くかける事なく行うことができるからです。
英語のリズム感や音感を、お金をかけずに身につけられるという点は、英語教育をする上で非常に大きなアドバンテージになります。
結局、何歳からおうち英語を始めれば良いのか?
「結局、何歳からおうち英語を始めれば良いのか?」
と疑問に思う方は多いかと思いますが、
私たちのオススメは「2〜3歳ごろから」です。
ここまでに解説してきたように、おうち英語を早く始めることによる弊害はほとんどなく、むしろ早く始めることのメリットが多くあります。
とはいえ、あまり早く始めてしまうと、この記事でも触れた「かけ流し」や「動画視聴」によって子どもの成長に影響が出るリスクがあります。
日本語の発語が安定してくるのも2〜3歳ごろですので、その時期から始めることで上記のリスクを回避することができます。
また、早期におうち英語を始めるメリット(発音やリズム感の習得)も十分に享受することができます。
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年長や小学生になってからおうち英語を始めて、効果があるのか?
ここまでで解説したように、英語の音感やリズム感などは乳幼児期に身につけやすいと考えられています。
このような英語習得に適した時期を過ぎると過ぎると、「おうち英語を始めても意味がないのでは?」と心配される方は多いと思います。
学習英語の入り口はリーディング
確かに「会話力」だけを考えれば乳幼児期に始めた方が学習効果が高いのは間違いありません。
ですが、大きくなってからも英語を定着させるためには「会話力」だけではなく、英語で物事を学習する能力(=学習英語)を身につけなくてはなりません。
そして、リーディングをスタートする最適期は4〜8歳と言われてるんです。
つまり、8歳ぐらいまでにスタートを切れれば、リーディングを中心におうち英語を進めながら、不足しているフォニックスなどを補っていく事ができます。
さらに、「母国語として言語を習得できる上限は10〜12歳」とされていますので、小学生になってからでも巻き返す事は可能です。
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遅くとも小学生までにおうち英語を始めたい理由
おうち英語を始める時期は小学生になってからでも決して遅くはなく、中学生以降でも十分な英語力を身につける事はできます。
ただ、できる限り子供が小学生になるまでにおうち英語を始めることをオススメします。
これには2つ理由があります!
1つは、「7歳前後までであれば完全なバイリンガルになれる」と言われているからです。
ですので、小学生までにおうち英語で英語のインプットを始めることが、成功への近道になります。
おうち英語にもある「小一の壁」
もう一つは、「小一の壁」です。
小学校に入ると様々な理由で、おうち英語にかけられる時間が激減し、子供が急に英語嫌いになったりするケースも多々あります。
小学生以降のおうち英語の進め方については、こちらの記事で解説していますので参考にしてみてください。