この記事では、
・おうち英語で「英語の動画」を見せる方法が知りたい
・オススメの動画が知りたい。
・幼少期から動画を見せていいのか不安。
など、英語育児で「動画」を始めようと考えている方のために、
- 失敗しない「英語の動画」の見せ方。
- 動画を見せる際の注意点。
- オススメの英語動画コンテンツ&動画配信サービス
について、できるだけシンプルに分かりやすく解説していきます。
元世界一周バックパッカーの理系・共働き夫婦。
TOEIC900超。海外渡航80ヵ国超。絵本所有2000冊超。年間読書数100冊超。
100以上の事例を徹底リサーチして「おうち英語」スタート。開始数ヶ月で発語し、着実にバイリンガルに育ちつつある二人娘と、英語のある生活を楽しんでいます♪
▷詳しいプロフィール
▷子どもの成長記録
はじめに
始めに「英語の動画を見せる」と言っても、イメージが湧かないという方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、まずは実際に「英語の動画」を見てみましょう。
みなさんもご存知の童謡、「Twinkle Twinkle Little Star」です。
お子さんが近くにいる場合は一緒に見て、反応をみても良いかもしれません。
いかがだったでしょうか?
やることは、基本的にこのような動画を子どもに見せるだけです。
次に「何の動画を(what)、いつ見せれば良いか(when)」について解説します!
子どもの成長に合わせた「動画」の見せ方
下の表は、おうち英語を始めてから終わるまでの流れを簡単に表したロードマップです。
この例として「2〜3歳でおうち英語を始めた場合」のものを示しますが、「英語の動画」の行を見てみてください。
このように、子どものレベルに合わせて見せる動画の内容を変えていきます。
- 「童謡やアニメ」で、英語の音やリズムを覚える。
- 文字に興味を持ち始めたら、「フォニックス動画」も見せる。
- 「子どもの興味のあるテーマ」を扱った動画を継続的に与える。
- 子どものレベルに合わせて、徐々に難易度を上げていく。
以上のように、「動画」は次の3つの役割を果たしてくれます。
- まずは「おうち英語の導入」として、
- 次に「フォニックス」を身につける手段として、
- その後は「英語で好きなものを楽しむ」ために。
動画は「YouTubeなどで無料」で見れますので、お金をかける事なく進めることもできます。
オススメの動画コンテンツまとめ
次に、具体的にどの作品を見せれば良いのかについてですが、私たちが実際におうち英語で活用してきた様々な作品の中からオススメを紹介します!
オススメの良質YouTubeコンテンツ10選!
YouTubeで見られるものを中心に、「年代・レベル別」にオススメ作品を選んでいるので、まずはこの中から選んでみてください!
おすすめのフォニックス動画
オススメの「フォニックス動画」はこちらの記事で紹介しています。
YouTube Kidsの活用法についても解説しているので、ぜひ活用してみてください。
オススメの動画配信サービス
有料の動画配信サブスクリプションではクオリティの高いコンテンツが多数配信されています。
ユーチューブなどで無料視聴できるものもありますが、視聴できる内容が限られていたり、コンテンツの数が少ないものがほとんどです。
有料と言っても月数百円〜数千円で見放題ですので、子どもが「ハマるコンテンツ」が見つかればコスパは高いです。
オススメの動画配信サービス
「英語の動画」効果的な見せ方と注意点
「英語の動画」を見せる際には、見せ方を工夫して学習効果をあげられたり、見せる際に注意すべき点がいくつかあります。
「動画」の効果的な見せ方
はじめて「英語の動画」をおうち英語に導入する際に、まず目標にするのは、
「英語の動画の時間」を、子供の生活ルーティーンの中に組み込むこと。
です。
オススメの方法は、
歯磨きや、着替えの間に5〜15分程度の動画を見せる。
お昼寝や、おやつ、夕食後の数十分を「英語動画の時間」と決めておく。
など、生活のルーティーンと関連づけて視聴タイミングを決めておくと、短時間であっても子供が納得してみてくれます。
動画を見せ始める年齢について
「動画やテレビを何歳から見せるのか?」については、悩む方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと、2歳ごろから見せ始めるのをオススメします。
理由はこの次に解説しますが、2歳になるまでは「絵本」や「かけ流し」をメインにおうち英語を進めたほうが良いと思います。
メディア視聴による悪影響について
子供が集中して動画を見られるようになる年齢は、1歳半〜2歳半ぐらいと言われています。
また、乳幼児期のメディア視聴は子供の悪影響を与える可能性があるという指摘が多くあり、例えばアメリカ小児科学会は以下の指針を発表しています。
アメリカ小児科学会(American Academy of Pediatrics:AAP), 2016年ガイドライン改定
- 2~5歳のスクリーンタイムは1時間まで
- 2歳未満は0時間(見せないこと)
*動画を視聴する場合は保護者と一緒に見ることを推奨
他にも、次のような基準を薦めている育児書もあります。
1歳までは全く見せずに、1〜2歳では30分以内の視聴にとどめておく。
「語りかけ」育児/サリー・ウォード(著)
ですので、メディア視聴は早くても1歳から、できれば2歳以降に始める事をオススメします。
この点については、こちらの記事でも解説していますので参考にしてみてください。
動画の流しっぱなしには注意!
前述の通り、動画を見せ始める年齢と同様に、視聴時間(スクリーンタイム)も管理しておくことが大切です。
ですので、「英語の動画」は「英語のかけ流し」のように再生しっぱなしにせずに、1日のスクリーンタイムをきっちり決めておく事をオススメします。
また、動画を見せる時間が長くなると、子どもが他の遊びをして創造力を発揮したり、絵本を読んだりする時間が短くなってしまうと言うデメリットも大きいです。
仕事や家事などでどうしても手が離せない場合は、上のスクリーンタイムの基準を頭の片隅に置きながら調整するようにしています。
日本語の動画コンテンツに慣れてしまっている子供の場合
おうち英語を始める時点で、「すでに日本語の動画コンテンツを子供に見せている場合」は、英語にシフトするのが難しいかもしれません。
その場合は、まず日本語の動画も含めて視聴をしない期間を設けて、その後に「動画は英語だけ」という形で再開する方法が有効です。
また、もう一つ効果的なのが、「子どもがまだ見たことのないアニメを英語で見せる」と言う方法です。
英語のアニメや教育番組には、世界的にヒットした魅力的な作品がたくさんあります。
また、その中には日本では知られていない名作が山ほどあります。
「英語のアニメの方がいつも見ているのよりも面白い!」ということが一度わかれば、子供もハマってくれると思いますので、子供の気に入る作品を探してみてください。