おうち英語の最適解「STEP0:親のマインドを変える」

「STEP0:親のマインドを変える」では、

おうち英語が気になってるけど、自分の家庭で成功できる気がしない。
 
おうち英語を始めてみたけど、なかなか成果が出なくて不安になってきた。

という方のために、

1:あなたの家庭でもおうち英語で成功できる4つの理由

2:不安を全て解消!おうち英語に関する14の疑問!

について、100以上の書籍や事例を元に解説します!


この記事を読むことで、

1:「成功できる」という自信を持って、おうち英語をスタートできる。
 
2:おうち英語を始めた後に迷うことがなくなり、挫折しにくくなる。

というメリットがありますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

るみ&たろ

この記事は「おうち英語の最適解」の「STEP0」です。
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目次
この記事を書いている人

元世界一周バックパッカーの理系・共働き夫婦。

TOEIC900超。海外渡航80ヵ国超。絵本所有2000冊超。年間読書数100冊超。
 
100以上の事例を徹底リサーチして「おうち英語」スタート。開始数ヶ月で発語し、着実にバイリンガルに育ちつつある二人娘と、英語のある生活を楽しんでいます♪
 
▷詳しいプロフィール
▷子どもの成長記録

なぜ「親のマインドを変える」必要があるのか?

本題に入る前に、なぜ4つのステップの最初が「親のマインドを変える」なのか、大事なポイントなので少し書いておきます。

まず大前提として、モノリンガル(一言語話者)の親にとって、「子供がバイリンガルに育てる」という考えを、普通は受け入れる事が難しいからです。

子どもをバイリンガルに育てるとなると、親はいろいろな疑問を持つ。

知能の発達が遅れるのではないか、頭脳の負担になり、そのため学力が低下するのではないか、文化的に混乱状態に陥り、どちらの社会でもきちんと機能できない人間になるのではないか、両方のことばが中途半端になってしまうのではないか

特にモノリンガルの親は自分が経験したことがないだけに、数々の疑問を持ち、長期間かかるバイリンガル育成に踏み切れないのが普通である。

バイリンガル教育の方法/中島和子(著)

そしてもう一つ理由があります。後ほど詳しく解説しますが、

おうち英語の成功の秘訣は
“長く続けること”

そして、おうち英語を長く続けるためには、「親のマインドが安定していること」がとても重要だからです。

逆に、親のマインドが不安定なケースで起こりがちなのが、

・せっかく「おうち英語」を始めたのに、不安になって途中で辞めてしまう。
 
・「おうち英語」が気になっているのに、なかなか一歩が踏み出せず、英語を習得しやすいタイミングを逃してしまう。

などです。

ですので、このSTEP0では「みなさんの抱えている不安を解消」して、自信を持っておうち英語のスタートを切られるよう、解説できればと思います。

STEP0で「やること」と「期待できる成果」

あなたの家庭でも「おうち英語で成功できる」4つの理由

この記事を読んでいる皆さんは、「おうち英語で成功した」という家庭の事を見聞きしたことがありますか?

例えば、おうち英語の先駆け的なブロガー「タエさん」の例がこちらです。


はじめまして。タエと申します。大阪でごく普通の主婦をやっています。

息子が2歳10ヵ月のときから英語育児を始め、息子は英語がペラペラに。

小学5年生でTOEIC920点、6年生で英検1級を取得。純国産バイリンガルに育ってくれました。

英検などは英語力の力試しと捉え、試験のために英語を勉強するということはほとんどしていません。

3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話/タエ(著)

これを見て、みなさんは「自分の家庭でもできそうだな」と感じたでしょうか?

もしかすると、

成功した子供はきっと才能があったんだろう。

親が英語を話せるから、できたんだろう。

やる事が多そうで、とてもマネできそうにない。

このように感じた方も多いのではないでしょうか?


しかし、私たちがこれまでに見てきた100以上のおうち英語の事例や英語育児のメソッドから、次のようなことが分かっています。

あなたの家庭でも「おうち英語」で
成功できる4つの理由
  1. 英語を習得するのに才能はいらない。
  2. 親の英語力は全く必要ない。
  3. 教育費に余裕がなくてもできる。
  4. 忙しくてもできる。

英語を習得するのに才能はいらない

まず事実として知っておきたいのは、「日本から一歩も出ず、おうち英語だけで、海外で生活するのに困らないレベルの英語力を身につけている」事例が数え切れないぐらいあるという事です。


赤ちゃんは特別な教育を受けなくても、だいたい2歳までには日本語をしゃべれるようになります。

同じように、英語を身につけることはできないのでしょうか。

それが、できるんです。(・・中略・・)誰でも英語は身につけられます。ネイティブ以上に英語を使いこなすことすら可能です。

私はこれまでに10万人以上のお子さんに、この勉強法を実践してきました。

子どもの英語「超効率」勉強法/船津洋(著)

しかし、やはり気になるのは「自分の家庭でも成功できるのか?」という点だと思います。

私たち親の世代だと、周りに英語を話せる人は少ないと思いますので、「バイリンガルになれた子は、たままた才能があっただけだろう」と考えてしまうのも無理はありません。

言語を身につける能力は、生まれつき備わっている

しかし、「どんな子どもでも英語を習得することが可能」ということは、科学的にも明らかになっています。


「プラトンの問題」と言って、学者の間では幼児が、大人が到底敵わないような高い言語獲得能力を持っていることが語られますが、そんなことは当たり前すぎて、育児中の意識にすら上がってこないのです。


「プラトンの問題」
①幼児は親から与えられる乏しい言語環境下において、
②文法的な指摘や指導を受けることもなく、
③わずか2年ほどで母語を身につけてしまう。
④しかも、個人の能力には関係なく、ほぼ100%の確率で誰でも身につける。
⑤さらに、家庭環境が異なるのに、身につける母語は皆ほぼ同じレベルである。
子どもの英語「超効率」勉強法/船津洋(著)

これは、私たちの子どもが「数年足らずで日本語を身につけている」ことから、感覚的にもわかるかと思います。

第2言語を身につける能力も生まれ持っている

でも、2つの言語を同時に身につけるのは、誰にでもできることではないんじゃないかしら?

たろ

実は、その点についても科学的な見解が得られています!


取り入れているのは、世界の研究者たちのあいだでは「当たり前」だとされている考え方、第二言語習得(Second Language Acquisition)の理論に基づいた指導です。

SLAに基づいた学習を継続しさえすれば、たとえ非ネイティブであっても、英語は(というか、どんな言語も)ほぼ確実にマスターできます。


ほんとうに頭が良くなる「世界最高の子ども英語」/斉藤淳(著)


「バイリンガル」というと、日本では何か特殊な環境で育った人というイメージが定着しているようだ。

ところが歴史的に見ても、また世界各国の言語事情から見ても、現実には複数言語の国が多く、2言語併用、3言語併用の生活をすることは特殊なことでも珍しいことでもないのである。

とにかく世界には3,000から4,000の言語が存在するのに、国として認められているのは200足らずしかない。
むしろ日本人やドイツ人のように一つのことばしか話さずに、一生を終えることができる人間の方がずっと少数派なのである。

バイリンガル教育の方法/中島和子(著)

このように、英語に触れられる環境を作ることができれば、どんな子供でも自然と英語を話せるようになる」のです。

でも日本だと、外国に住んでいると同じような英語の環境を作るのは難しいのでは?

るみ

おっしゃる通りで、日本で完全な英語環境を作る事は不可能です。
でも、そもそも英語を習得するのに「完全な英語環境」は必要ないんです!

英語習得に必要な時間は2200時間!

諸説ありますが、日本人が英語を習得するのに必要な学習時間は2200時間程度と言われています。


米国の研究機関のデータによれば「英語が母語の人が日本語を仕事で使えるまで話せて読めるようになるのに必要な時間は2200時間」。逆に、日本人の英語習得も同じ時間がかかるという。

上智大学外国語学部英語学料教授 和泉伸一
英語子育て大百科プレジデント社
たろ

仮に、倍の4400時間がかかるとしても、1日に2時間の「おうち英語」を続ける事ができれば、およそ6年で達成できることになります!

乳幼児期の学習スピードは大人の数倍

さらに、乳幼児期の子どもは英語の音やリズムを大人の数倍のスピードで吸収しますので、子どもが小さいうちに始められれば、数年だけでも相当なレベルに到達することが可能です。


通常であれば、小中高と約10年間かけて積み上げていく1500時間を、乳幼児期であれば、毎日1時間のかけ流しでまかなうことができるのです。
かけ流し:スマホなどで英語の音を流しておくこと。

世界で活躍する子の英語力の育て方/船津徹(著)
るみ

たとえ4400時間の学習時間が必要だとしても、乳幼児期におうち英語を始めれば、小学校に入る前に達成できてしまう計算で、実際にそのような成果を出している家庭もたくさんあります。

1日数時間の「おうち英語」で達成できる!

ちなみに、家庭内に「英語の環境」を作る方法は意外と簡単で、

英語環境をつくる方法
  1. スピーカーから英語の歌を流す。
  2. スマホで英語の朗読音声を流しながら絵本のページを一緒にめくる。
  3. ときどき英語のアニメを見せる。

これだけです。

これを、朝に家を出る前の時間や、家事の隙間時間を活用して1日に2時間。

少し頑張ればできそうな気がしてきませんか?


むしろ、バイリンガルの環境は赤ちゃんの脳にプラスに働きます。

(・・中略・・)7歳までの子どもは、第二言語を、ネイティブスピーカーとほぼ同等の堪能さで獲得することができます。

いまの科学で「絶対にいい」と断言できる 最高の子育てベスト55
トレーシー・カチロー(著)

親の英語力は全く必要ない

先ほど紹介したタエさんの例をはじめとして、親の英語力ゼロで英語育児に成功した例は無数にあり、親の英語力は不要と言い切ってしまって問題ありません。

なぜなら、おうち英語では「親が教える」必要がないからです。


厳密に言えば、親の仕事は子どもに「英語を教える」ことではなく「英語環境を作ること」です。

世界で活躍する子の英語力の育て方/船津徹(著)


特別なスキルも不要です。(・・中略・・)お子さんの英語力や知力を大きく左右するのは、むしろ環境づくりであると思っていただいたほうがいいでしょう。

それによって、お子さんの将来は間違いなく大きく変わります。

ほんとうに頭が良くなる「世界最高の子ども英語」/斉藤淳(著)

英語での語りかけも不要

中には「英語での語りかけ」を重視している英語育児のメソッドもありますが、「語りかけ」をせずに成功している家庭は多数あります。

次のSTEP1でも詳しく解説しますが、「英語での語りかけ」は得られる効果に対して親の負担がかなり大きいので、基本的にやらなくて良いと考えておいて問題ありません。

るみ

もし「自分は英語が得意だから楽にできる」、「自分も一緒に勉強したいから苦にならない」という場合は、実施した方が良いと思います。

親が英語が得意(バイリンガルではないが日本ではトップクラスの英語力)という場合、どうしても子どもに英語を「教えたく」なるものです。

しかし子どもの英語教育は「環境」に任せた方がはるかに効果的です。

(中略)子どもに英語オンリーで話しかけたり、日本語と英語をミックスして話しかけることはお勧めできません。

世界で活躍する子の英語力の育て方/船津徹(著)

以上のように、おうち英語で成功するのに親の英語力は必要ありません。

教育費に余裕がなくてもできる

英語だけでなく、育児をする上で避けて通れない「お金の話」。

みなさんは、子どもの英語教育にどれくらいの費用が必要かご存知でしょうか?


大学受験まで、英語だけで軽く50万~100万円を超える出費がある

一方で、得られた成果はどれくらいでしょうか。・・(中略)・・「使える英語力」には手が届かないまま、消費されてしまったのではないでしょうか。

英語に苦労する子に育ってしまえば、大学入試まで中高の 6年間で、お金もさることながら、かなりの時間と労力が英語に費やされます。

子どもの英語「超効率」勉強法/船津洋(著)
たろ

このように従来の方法だと、少なく見積もっても50〜100万円を超える出費を覚悟しなければいけません。

英会話教室

また、プリスクールやインターナショナルスクールを選択する方法もありますが、そうなると数十万円どころの騒ぎではなくなってきます。


●プリスクール 年間70万~200万円(保育時間によって大きく異なる)
●インターナショナルスクール 年間200万円程度
(+オプションで)
●アフタースクール 毎月1万~3万円/週1~3回✕2時間
●サマースクール内容により大きく異なる

3ナイ主婦が息子を小6で英検1級に合格させた話/タエ(著)

おうち英語のコストパフォーマンスの高さ

一方で、「おうち英語」であれば50万円どころか30万円程度の出費でバイリンガルになることだってできてしまいます。

たろ

こうして見ていくと、「おうち英語のコスパ」がとても高いことが分かると思います!

さらに、「小中高の英語の学習に時間と労力がかからない」、「大学受験時に加点される」、「就活時に優遇される」、「就職後の収入が高くなる。」など、生涯にわたって多くのメリットを享受できる事も忘れてはならないポイントです。


総合人材サービスのインテリジェンスの調査では、TOEIC®スコア800点台の年収の平均は546万円で、スコアなし(未受験、あるいは受けても得点を未記入)と比べて120万円以上高い。

インテリジェンス 「平均年収/生涯賃金データ 2013」
英語子育て大百科2015/プレジデント社

忙しくてもできる

なぜ、おうち英語は忙しくてもできるのか?

それは上で解説したのと同じ理由で、「親が教えなくて良いから」です。

るみ

こちらは、おうち英語のスケジュールの一例ですが、忙しくてもなんとかできそうな気がしませんか?

おうち英語のスケジュール例
  • 朝:子どもが起きて学校に行くまでの間、スマホで英語の歌を流しておく。
  • 夕方:料理の支度をしながら、英語のアニメを見せる。
  • 夕食後:スマホで英語の朗読音声を流しながら絵本のページを一緒にめくって、本を数冊読む。
  • 寝室に行くまで:スマホで英語の歌を流しておく。
おうち英語をする長女と次女。
英語のアニメを見る長女と次女

私たち自身もフルタイムの共働きで、0歳から二人の娘たちを公立の保育園に通わせながら、朝と夜の隙間時間でおうち英語を続けています

そんな中でも、子どもたちは着々と英語力を身につけ、自然に使いこなすようになってきました。成長の記録はこちら

おうち英語には「絵本や動画などを選ぶ手間」はありますが、様々なブログでおすすめが紹介されていて、そこから選ぶだけで質の良いコンテンツに出会えます。

るみ&たろ

以上が「あなたの家庭でもおうち英語で成功できる4つの理由」です。

始める前に不安を解消!「おうち英語Q&A」

ここまでの解説を読んでも、まだ分からない点があったり、自分で調べてみて不安なポイントがあるという方もいらっしゃるかと思います。

そこで、ここでは「おうち英語に関するよくある質問」をQ&A形式でまとめてみました。

るみ

気になる項目からタップして読んでみてください!

おうち英語Q&A:1問1答で不安を解消!

るみ&たろ

質問をタップすると回答が表示されます!

おうち英語でどれぐらいのレベルの英語力を目指せますか?

次のような3段階のレベルを想定すると、レベル1〜2であればかなり高い確率で到達できます。

目標にする子供の英語力
  • ゴール1:学校の英語の授業で苦労しない
  • ゴール2:海外移住で困らない [生活英語]
  • ゴール3:海外の大学に進学できる [学習英語]

以下は一例ですが、次ような目標を達成している家庭もたくさんあります。

  • ハリーポッターの原書を英語で読むことができる。
     
  • 小学生のうちに英検準1級、1級に合格できる。
     
  • 質問された内容に対してその場で自分の意見をまとめ、英語でプレゼンすることができる。
実際にやってみて、どのような効果・成果が得られましたか?

わが家のケースでは、長女は2歳半、次女は0歳からおうち英語を始め、二人とも少しずつですが、確実に英語力が身に付いています。

長女はおうち英語1年半で、700語程度の絵本をスラスラと読むようになり、ネイティブの大人と英語で会話できるようになりました。(生活で必要な事や、自分のやりたい事など)

個人差はありますが、次女も似たようなペースで英語を習得していっています。

るみ

詳しい成長の様子や、おうち英語の内容は、こちらの記事をどうぞ。

実際のおうち英語の様子を見てみたいです。

長女が2歳半におうち英語を始めてからの約1年間を、1分の動画にまとめてみました。

この頃にやっていたのは、「英語の絵本の読み聞かせ」と「英語音楽のかけ流し」のみです。

なぜおうち英語が良いのですか? 英会話教室やインターとの違いは?

一番の理由はお金がかからないこと。もう一つは、リーディング力を身につけやすいこと。

前述の通り、英会話教室やインターナショナルスクールと比較すると、おうち英語のコストパフォーマンスは圧倒的に優れています。

そして、おうち英語が優れているもう一つの理由は、「英語のリーディング力*」を効率良くに身に付けることができるからです。

*STEP2で詳しく解説しますが、日本国内で高い英語力を身に付けるには「英語のリーディング力」が必要になります。

英会話教室やインターナショナルスクールに通わせるだけでは、英語で読書をする習慣や高いリーディング力までは身につかないケースも多いので、その後に日本の学校に行く場合は英語が定着せず忘れてしまいます。

海外留学やインター卒業後に「おうち英語」をされている方もいるぐらいです。

ですので、はじめから日本国内での英語力獲得を見据えて、圧倒的に低コストな「おうち英語」を選択するのも合理的な判断になってきます。

おうち英語は何歳から始めれば良いですか?

オススメは2〜3歳ごろから。小学生までには始めたいところです。

おうち英語を始める年齢については、一般的に早く始める方がメリットが多いと言われています。

早ければ0〜1歳から始めても問題ありませんが、子供の日本語の習得や発育への影響なども踏まえて開始時期を決める必要があります。

るみ

こちらの記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

幼児期を過ぎてから「おうち英語」を始るのは遅いですか?

成功するためのハードルは上がりますが、遅くはないです。


安心してください。小学校に上がる前の子どもの耳はまだまだ柔軟です。
(・・中略・・)言語獲得の臨界期については、耳が母国語に固まってしまうのは8歳前後だとか、12歳前後だとか諸説あります。お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法/平川裕貴(著)

小学校から環境が大きく変わるので、できればそれまでに始めておきたいところですが、私たちがリサーチした中にも、小学生スタートで成功している事例はたくさんあります。


小学生から英語を始めても全く遅くはありません。

(・・中略・・・)本格的に英語に取り組めば、日本語が母語の偏重バイリンガルになることは十分に可能です。

今からでも遅くないので、英語に十分な時間をかける方法を考えましょう。英語に強い子の育て方/江頭友佳(著)

たろ

詳しくはこちらの記事で解説していますので、参考にしてみてください!

英語教材を使っている人が多いようですが、高額なので悩んでいます?

基本的に「おうち英語」にセット教材は必須ではありませんが、子どもの好みや予算に合うのであれば、使用すると効果的です。

DWE(ディズニー英語システム)などのセット教材を使用するメリットは、「子どものレベルなどを考慮して絵本や動画などを選ぶ手間が省ける」というのが大きいと思いますが、デメリットもあります。

DWEの公式サイトより(https://world-family.co.jp/)

ですので、セット教材のデメリットをよく理解した上で、メリットが上回ると判断した場合は試してみる価値はあると思います。

るみ

セット教材についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、参考にしてみて下さい。

おうち英語で失敗することはないのですか?

失敗の定義が難しいですが、おうち英語で挫折してしまうケースは見られます。

おうち英語を成功させる上で大切なのは、長く続ける事です。

しかし、「子どもが与えた教材を嫌がる」、「子どもの成長が見えずに親が諦めてしまった」などの理由で辞めてしまう事例もあります。


わかってることは「子どものある言語の能力はその言語をインプットした時間に相関する」ということ世界標準の英語の学び方/白川寧々、鈴木款(著)

また、失敗するもう一つの要因としては、「読書を習慣化できなかった」ことが挙げられます。

ですので、読み聞かせや読書を重視してこなかった場合は、子どもの英語力が定着せずに失われてしまう結果に終わる場合があります。

たろ

「読解力の重要性」については、STEP2で詳しく解説します!

子どもの頃に英語を覚えても、忘れてしまうのではないですか?

帰国子女も含め、幼児期に身につけた英語力は、日本で生活していくうちに失われると言われています。

但し、「読解力を身につける」などの方法で、英語力をキープすることができます。


結論から言えば、子どもの頃に身につけた英語力を維持するには、読解力を身につけることが必要です。

英語を話せるようになって満足していてはダメで、読めるようになって、ようやくしっかりした英語力と呼べるのです。
 

子どもの英語「超効率」勉強法/船津洋(著)

るみ

詳しくは「おうち英語の最適解:STEP2」で解説しています!

幼児期から英語教育をすると、日本語に悪影響が出たりしませんか?

日本で暮らしている限り、全く問題ありません。

この点については、どの文献でも共通した見解が示されています。

特に日本国内で暮らし、少なくとも親のどちらかが日本語で話しかけていれば、全く問題ないと言ってよいと思います。


私の30年以上に亘る英語教育の経験の中で、小さいうちから英語を学んだために、日本語が不自由になったという話は一度も聞いたことがありません。

バイリンガル教育が悪影響を及ぼすことはないのは、ヨーロッパの人たちを見ればよく分かります。ヨーロッパでは2か国語どころか、3か国語4か国語を話す人も決して珍しくありません。お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法/平川裕貴(著)


これは全くのナンセンスです。このような発言をする人たちは世の中の無数のバイリンガルたちを一体なんだと思っているのでしょう。

(・・中略・・)ご両親ともに日本語で話しかけ、プラスαで英語教育をすれば、日本語の発達に影響が出ることはありません。子どもの英語「超効率」勉強法/船津洋(著)

幼児期から英語教育をするのは、早すぎませんか?

幼児期の英語教育はメリットがとても多いですが、デメリットも少なからずあります。
その点を理解して始めることが大切です。

英語教育は、幼児期から始めておいた方が英語の発音やリズム感を覚える速度が速く、長い目で見ると英語教育にかけるお金や時間を節約できます。

一方で、早期英語教育による影響はゼロではありません。

早期英語教育の懸念点についてはいくつかの記事で解説していますので、気になる方は参考にしてみてください。

英語よりも、日本語や、考える力を身につける方が大事なのではないですか?

その通りだと思います。日本で生活するのであれば日本語は必要ですし、考える力は英語力よりも大切です。

そんな中で、日本で暮らす方に「おうち英語」をすすめる理由は、日本語の発達を邪魔することなく、親も子供もそれほど苦労せずに英語力を身につけることができる方法だからです。

また、バイリンガル育児をした方が子どもの脳にプラスになるという研究結果もあります。


むしろ、バイリンガルの環境は赤ちゃんの脳にプラスに働きます。モノリンガルの環境の赤ちゃんに比べて、バイリンガルの環境の赤ちゃんは以下の点で優れています。

・言語学習を受け入れる時期が長い
・メンタルの切り替えが上手
・創造性が高い
・実行機能のスキルが上がる

 

いまの科学で「絶対にいい」と断言できる 最高の子育てベスト55
トレーシー・カチロー(著)

日本で暮らすなら、英語力は必要ないのではないですか?

日本国内で一生を終えるとしても、英語力の有無で人生に大きな違いが出てきます。

もちろん英語が話せなくても日本で生活していけますが、みなさんも日々実感されている通り、日本社会は諸外国に大きく依存しています。

これからの日本は人口がさらに減少していきますので、外国人の労働力や購買力に頼る事が増え、外国人との接点がさらに増える事は間違いありません。

そんな社会のなかで英語ができるのとできないのとでは、人生の選択肢の幅が違ってきますし、収入にも無視できないほどの大きな差が出てきます。

グローバル社会における共通語は英語です。もちろん20年後の日本も例外ではありません。

 

これからは、日本国内で仕事をする人でも、英語とは直接関わりのない職業に就く人でも、その分野で活躍したければ英語ができなければダメなのです。

 

(・・中略・・)あらゆる職業において英語ができればマーケット(顧客)が広がり、仕事の幅が広がり、活躍の場が広がるのです。

 

子どもの英語「超効率」勉強法/船津洋(著)

AI翻訳が普及したら、英語は必要なくなるのではないですか?

AIの発展は目覚ましいですが、自然な会話ができるようなAI翻訳機の実現にはまだ時間がかかりそうです。

会話というのは言語間の翻訳がただ完璧であれば良いというわけではなく、その時々の会話の文脈、相手の表情やジェスチャー、生まれ育ってきた環境まで汲み取る必要があります。

そのような処理が可能な翻訳ツールが一般に普及するには、まだまだ時間がかかると考えられます。

そもそも自動翻訳は、どんなに性能が上がっても、微妙なニュアンスは翻訳しきれないのだそうです。

 

(・・中略・・)それに加えて社会的な背景やその国の文化をどれだけ知っているかによっても、伝える内容や理解も違ってきます。

 

観光地で道を聞く程度なら自動翻訳はとても役に立ちますが、本当のコミュニケーションは、機械で行うものではなく、人と人との間でなされるものです。

 

モンテッソーリ教育×おうち英語で世界に羽ばたく子どもを育てる/伊藤美佳(著)

るみ&たろ

詳しくはこちらの記事でも解説していますので、参考にしてみてください。

おわりに:私たちが「おうち英語」を選んだ理由

100の事例から分かった「おうち英語の最適解」のSTEP0では、

「1:あなたの家庭でもおうち英語で成功できる4つの理由」
 
「2:不安を全て解消!おうち英語に関する14の疑問点」

について解説しました。

るみ&たろ

最後に、数多くある英語教育の方法の中から「なぜ私たちがおうち英語を選んだのか?」についてお話しして終わろうと思います。

はじめは英語育児に否定的だった

実は、私たちはもともと「英語育児」や「早期の教育」には否定的でした。

当時の日記を振り返ってみても、次のような事が書かれています。

「小さい頃から英語を教えるなんて、英才教育みたいで抵抗があるなぁ。」
 
「教材を使ってお勉強として教え込むことはしたくない、それよりは良質な日本語の絵本を読んであげたい。」
 
「英語を教えるなんて、なんとなく恥じらいすら感じてしまう。」

るみ

「子どもたちが創造力を身につけたり、友達と遊ぶ時間を削ってまでやる必要はない」と考えていました。


でもやっぱり気になる英語。

私たち自身が苦労して英語を身につけてきた事、そして英語ができる事で得られるメリットの大きさ」を痛いほどよく知っていたからです。

子どもの自然な成長を妨げることなく続けられる!

そんな中で、おうち英語に出会いました。

そして、実際におうち英語を進めている方のSNSや書籍などを詳しく調べていくと、子どもたちの生活をほとんど変えずに続けられることが分かってきました。

これなら子どもたちが伸び伸びと成長しながら、日常生活の中で自然と英語を身につけることができる!

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そう考えた私たちは、そこから「わが家流のおうち英語」を模索しはじめました。

あれから数年たった今、子どもたちが日本の保育園に通い、週末に外でのびのびと遊びながら、日常生活の一部として英語を身に付けている様子を見て、あの時「おうち英語」を始める決断をして本当に良かったと感じています。

STEP1へすすむ

るみ&たろ

これで、「STEP0:親のマインドを変える」の解説はおわりです!

STEP0のまとめ


どんな家庭でもおうち英語で成功できる!

→その理由は次の4つ

  1. 英語を習得するのに才能はいらない。
  2. 親の英語力は全く必要ない。
  3. 教育費に余裕がなくてもできる。
  4. 忙しくてもできる。

次のSTEP1では、

1:結局「おうち英語」では、何をやるのが正解なのか?

2:ラクに続けられる「ミニマルな英語環境」の作り方

について解説します。

この記事を読んで「おうち英語をためしにやってみよう!」と思われた方は、STEP1へ進んでみてください。

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